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あきと ルンパッパ メタグロス ゴウカザル せつな カビゴン ユレイドル ヤドラン 1 ルンパッパ→メタグロス カビゴン だいもんじ 6割 2 メタグロス バレットパンチ 8割 カビゴン カウンター 1割 3 メタグロス だいばくはつ 両者乙 メタグロス→ルンパッパ カビゴン→ユレイドル 4 ルンパッパ 冷凍ビーム 6割 ユレイドル ミラーコート ルンパッパ乙→ゴウカザル 5 ゴウカザル みがわり ユレイドル どくどく スカ 6 ゴウカザル きあいだま ユレイドル乙→ヤドラン 7 ゴウカザル だいもんじ 7割 ヤドラン サイコキネシス みがわり消滅 8 ゴウカザル みがわり ヤドラン トリックルーム 9 ヤドラン サイコキネシス みがわり消滅 ゴウカザル だいもんじ 4割 10 ヤドラン サイコキネシス ゴウカザル乙 勝者せつなさん
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せつなさみだれうち 妙見様の動画を見て電動工具による痛グラスを始めました。 自分は主にアクリル版を使用しているのですが、 理由は近所のダイソーで綺麗な円柱のガラスコップが 手に入らなかったのがきっかけです。 曲面のコップに加工できる人はちょっと尊敬します。 現在私的な理由でリューターを使用できない状況に陥っているため、 デザインナイフによる痛グラス作成を試行錯誤しています。 少しでも痛グラスをやってみたいと思っている方へ JIGAの皆様の作品を見ていると、特別な技術が必要な 敷居の高いものであると認識されているかもしれませんが、 決してそんなことはないです。 技術は数をこなすことである程度は身につきますし、 絵心がなくても気に入ったイラストを借用することでカバーできます。 大切なのはむしろ"このキャラを彫りたい"といった気持ちです。 ちなみに以下が私が最初に作った物になります。GDGDですね… 本当は黒歴史として封印したいのですが、 これを見て少しでも皆様の後押しが出来ればと思い、 あえて公開させていただきます。 ニコニコマイリスト http //www.nicovideo.jp/mylist/30342354 pixiv http //www.pixiv.net/member.php?id=1279748 (コメントはこちらから↓) 意欲作が多くて素晴らしいと思いますいつも。 - 見習い 2012-10-26 19 32 10 名前
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幸せの赤い翼――翼の種子のパッション(第2話 せつなを取り戻せ) 眠ったままのシフォンを抱いたラブが、せつなの部屋の前に立つ。 ここへ来るのは、今朝になってこれで二度目だった。ノックをするのもだ。しかし、せつなはまだ眠っているのか、何の反応も返ってこない。 こんなことは初めてだった。ラブがせつなに部屋を何度もノックされることなら、よくあるのだが……。 「ごめん、せつな。入るね?」 なんとなく不安に駆られて、ラブがドアを開ける。鍵はかかっていなかった。 部屋の中の様子を見て、悪い予感が膨らんでいく。 キレイに折りたたまれた布団。何も置かれていない机の上。机に直角に向けられた椅子。塵一つ落ちていない床。 生活観が感じられない程に、不自然なまでに整えられた部屋。いくらせつなが綺麗好きでも、限度があると思う。これではまるで―― 「嘘……だよね? あっ! あたしに黙って、ダンスの朝練に行ってるとか? それとも、朝ご飯作ってくれてるの?」 独り言にしては大きな声を上げながら、ラブはバタバタと階段を駆け下りる。 居間にもいない。台所にもいない。玄関から庭先まで探し回ったが、せつなの姿はどこにも見当たらない。あゆみに聞いても、朝から姿を見ていないと首を振るだけだ。 「せつな……どこに行っちゃったの? そうだ、リンクルン!」 しかし、せつなの携帯は着信すらしなかった。 リンクルンは、ただの携帯電話ではない。これが繋がらないということは、故意に電源を落としているか、それとも――この世界に居ないかのどちらかでしかない。 三度着信を試みてから、ラブはギュッと唇を噛むと、宛先を変え、美希にかけた。この時間なら、美希はジョギングを終え、四つ葉町公園で祈里と一緒に体操をしているはずだ。 案の定、電話に出た美希に続いて、祈里の声が聞こえた。 「それで、何か心当たりはないの? せつなの様子がおかしかったとか」 「別に、いつも通りだったよ。昨日の夜、シフォンがまたインフィニティになりかけて……その後、不幸のゲージの話になって」 「不幸のゲージって――ラブちゃん、それよ!」 大急ぎで、美希と祈里が駆け付けてきた。三人で机の引き出しの中も調べたが、書き置きらしき物は無い。 溜息をついて顔を見合わせた時、突然、部屋の隅のゴミ箱が、ガサリと音を立てた。ぎくりとして目をやると、ぴょこんと飛び出す、灰色の尻尾―― 「ちょっとタルト! 女の子の部屋のゴミを漁るなんて、どういうつもりよ」 「そないに怒らんといてぇな、ベリーはん。手掛かりになりそうなもん、見つけたんや」 美希の非難に、タルトが慌てて手に持ったものを見せる。 それは、皺くちゃになった一枚の紙だった。どうやら丸めてゴミ箱に捨てられていたらしい。 「それ、何なの? タルトちゃん」 「手紙みたいだね。でも、どうして捨てたのかな?」 「ああ、これはラビリンス語やな。ちょっと待ってや……」 タルトがたどたどしく文面を読み上げる。意味の理解できない単語が出てくると、タルトの発音を聞いて、キルンが通訳した。 やがてその内容が明らかになると、誰もが言葉を失った。 【明朝、占い館の跡地にて、ノーザ殿がお待ちしております。イースとして、ラビリンスにお戻りなさい】 「そんな……そんなはずないよ! だって、せつなは!」 「落ち着いて、ラブちゃん。せつなちゃんは多分、この手紙の誘いに乗ったふりをしただけだと思う」 「そうね。これがせつなから持ちかけた話なのか、ラビリンスの罠なのかわからないけど、一つ言えるのは……」 「ああ、間違いない。パッションはんの狙いは、不幸のゲージの破壊や!」 「――みんな、行くよ! せつなが危ない!!」 ラブが、途端に凛とした表情になって、皆の先頭に立つ。 どうしてすぐに気付かなかったのか――そんなことを言っても始まらない。今やるべきことは、ただひとつだけ。 絶対に、何があってもせつなを取り戻す! そう――固く心に誓って。 『幸せの赤い翼――翼の種子のパッション(せつなを取り戻せ)――』 ほどなくして、ラブたちは占い館の跡地に到着した。 変身はしていない。不用意に警戒させたくなかったからだ。誰でもいいから、館に居る者と接触したかった。 少し遅れて、タルトとシフォンも駆け付ける。 「タルトはともかく、シフォンは置いてきた方がよかったんじゃない?」 「うん。罠にかけてせつなちゃんを攫ったとしても、その目的はシフォンちゃんのはずよ」 「あたしたちと離れている方が、かえって危ないよ。それに、シフォンの力が必要になるかもしれないから」 すでに、ここは敵本拠地の前だ。ラブたちは油断なく周囲を見渡す。 しかし、いくら待っても占い館出現の兆候は見られなかった。 「ねえ! こっちを見ているんでしょ? お願い! せつなを返して!!」 「人質を取るなんて卑怯よ! 正々堂々と勝負しなさい。恥ずかしいと思わないの?」 「せつなちゃんがあなたたちにとっても仲間なのだとしても、こんなやり方は認められないわ!」 ラブが、美希が、祈里が、口々に大声で呼びかける。これまでの経緯から考えても、こちらの存在に気付いてないとは思えなかった。 せつなへの心配が焦りに変わり、三人の、特にラブの表情が険しくなっていく。 「お願い、シフォン! 占い館に行きたいの。あたしたちに力を貸して!」 「キュア~? せつな、どこ?」 「姿は隠れているけど、ここに古い洋館があるの。シフォンは見たことなかったわね」 「何か感じない? シフォンちゃん」 シフォンはフワフワと周囲を飛び回り、耳をピコピコと動かす。やがてラブの腕の中に戻ると、キュア~? と首を傾げた。 「ラァ~ブ、せつな、いない」 「何言ってるの? シフォン!」 ラブの大声に、シフォンが怯えたように目を潤ませる。そしてもう一度、ラブの顔を見上げた。 「せつな、ここ、いない」 「だから、そんなはずないんだってば! お願いシフォン。もっと、ちゃんと探して!」 「キュア~。キュア、キュア~!」 ついに泣き出したシフォンを、祈里がラブから引き取って抱きかかえた。 「よしよし……大丈夫よ、シフォンちゃん。ラブちゃんは、せつなちゃんを心配してるだけなの。怒ってるんじゃないのよ」 「ラブっ! 気持ちはわかるけど、シフォンを責めちゃダメでしょ?」 「うん……。ごめんね、シフォン」 「ともかく、これで手詰まりやな。こちらからはどうしようもあれへん」 タルトの言葉に、全員がうなだれる。 諦めきれず、プリキュアに変身して挑発したり、威嚇で技を撃ったりしてみたり――それでもやっぱり、反応は無かった。 万策尽きたラブたちは、途方に暮れてその場に座り込んでしまった。 「どうして……どうしてよっ! せつなを、せつなを、返して……」 すすり泣くラブに、答えを返せる者は誰も居なかった。 美希がポツリと、独り言のようにつぶやく。 「奴らが姿を見せないのは、始めから交渉するつもりがないのか、あるいは……」 「あるいは……何なの? 美希ちゃん」 「交渉するための準備が――整っていないのか」 「それって……」 どういうこと? と言いかけて、祈里が口をつぐむ。それほどまでに、美希の声は暗く、口調は重かった。 まるでその「準備」が、おぞましいことであるかのように。 あまりにも静かなこの光景。いくら時空がずれているとはいえ、不幸のゲージの破壊に成功したとは思えなかった。 失敗して、せつなが囚われたのは間違いない。その上で時間が必要になるというのなら、「何らかの処置」がせつなに施されようとしていることになる。 一分が一時間にも感じられるようなもどかしさの中、それでも、無情に時間は過ぎていく。 やがて、木々の間から覗く空が赤く染まり、地面には五人の長い影が落ちた。 まるっきり動きの無いまま、短い秋の一日が終わろうとしている。 「帰りましょう、ラブ。いつまでもこうしていても、仕方がないわ」 「一旦戻ろう、ラブちゃん。明日、また来ようよ」 「うん……」 後ろ髪を引かれる思いで、ラブは何度も振り返りながら岐路に着く。お父さんとお母さんに、なんて説明しようかと考えながら。 目の前の繁みを抜ければ、もうクローバータウンストリートだ。と――その時。夜の闇に溶け始めた木々の隙間から、何者かがのそりと現れた。 気を失った少女を抱きかかえた、黒衣の大男。それは、ラブたちもよく知る人物だった。 「あなたは――ウエスター!」 「それに、せつなちゃん!?」 「街に出る前に、なんとか追い付いたな。お前たちが来ていたのは知っていた」 「ウエスター! お願い、せつなを返して! さもないと……」 「さもないと、どうするというんだ? キュアピーチ」 「あなたを倒して――腕づくでも返してもらうよ!」 挑発的に問うウエスターに、ラブが敢然と言い放つ。 ラブの怒りは当然として、ウエスターもまた、不機嫌を隠そうともしていなかった。 何かがおかしかった。プリキュアに対する剥き出しの敵意というよりも、今の彼には焦りのような余裕の無さを感じる。 そう思った祈里は、今にも変身しようとリンクルンを握りしめているラブに、思いきって声をかけた。 「待って、ラブちゃん。少し話を聞いてみよう」 「ブッキー! だって、せつなはここに居るんだよ? 話すことなんて」 「そうね。どうして今になって、せつなを連れて現れたのか。アタシも知りたいわ」 美希の言葉に、ラブがやっとリンクルンを下ろす。それを見て、ウエスターは僅かに警戒を解き、口を開いた。 「イースを捕らえたのはノーザだ。ここに連れ出したのはオレの独断ってことになる。お前たちと交渉するためにな」 「いいよ、聞かせて」 ラブがウエスターから、いや、せつなから目を離さずにそう答える。 「イースは返してやる。代わりに、インフィニティを寄こせ。それで、全ては丸く収まる」 「やっぱり、そんなことだろうと思ったわ!」 「そんな話は聞けないから!」 美希と祈里が顔色を変え、シフォンを庇うように立ちはだかる。 しかし、ウエスターはまるで動じない。始めから、交渉はラブと一対一ですると決めているようだった。 「話はわかったよ。でも、シフォンは渡せない。それに、せつなも返してもらうから」 ラブは二人とは反対に、落ち着きを取り戻していた。低い声で、静かに、淡々と言い放つ。 「本当にいいのか? ここでソレワターセを解き放てば、お前たちに勝ち目は無い。仮に倒せたところで、オレがイースを連れて逃げるのは容易いことだ。そうなったら、もう二度とイースを取り戻す機会はなくなるのだぞ?」 「何を言っても無駄だよ。シフォンは渡さない。せつなは返してもらうし、それまであなたも逃がさない。ソレワターセにだって負けないから!」 「後悔することになるぞ? イースよりも、インフィニティの方が大事か?」 「どっちが大事とかじゃないよ! シフォンと引き換えになんてしたら、せつなが苦しむもの。だからっ!」 ラブが再びリンクルンを掲げて、シフォンの前に立つ。それを見て、美希と祈里も同じようにリンクルンを構えながら、ウエスターの背後に回り込む。 あくまでも戦いを選ぶ彼女たちに、今度こそ怒りの目を向け、ウエスターも半身になって構える。 自分を支える腕に力が入ったのを感じたのだろうか、意識の無いはずの少女が小さく呻き声を上げた。 ウエスターは、ハッとしたように目を落とす。 何かを逡巡するかのように、しばらく少女を見つめた後、ゆっくりと、草の上に寝かせるように降ろした。 「……ここは占い館の監視の届かない場所だ。ここでオレはお前たちと戦い、敗れてイースを連れ去られた。そういうことにしておいてやる」 「なにそれ……一体、何を企んでいるの?」 「やめて、美希ちゃん。挑発しないで!」 「ウエスター……さん。せつなを返してくれるの?」 「イースは酷い拷問を受けていた。連れ帰ったらまた同じ目に合うだろう。とにかく、こいつを休ませてやってくれ」 そう言って、ウエスターはラブの横をすり抜け、占い館の方に向かって歩いて行く。 その行く手にシフォンがいた。タルトが慌てふためいてその前に立ちはだかったが、彼はまるで興味が無さそうに、そのまま立ち去った。 もっとも、ラブたちにとってはもう、ウエスターどころではなかった。 「今、拷問って……!」 青い顔をしたラブが、美希と祈里の助けを借りてせつなを抱き上げる。 せつなは気を失ってグッタリとしている。見たところ外傷は無いようだったが、顔色は白を通り越して青ざめていて、瀕死の病人のそれに等しかった。 通常なら、人は体力が落ちれば高熱を出すものだ。しかし、今の彼女の身体は逆に冷え切っていて、生気がまるで感じられなかった。 簡単に診察を終えた祈里がラブに頷く。 「とにかく、帰りましょう」 三人で交互にせつなを背負いながら、ラブたちは大急ぎで家へと向かった。 くぐもったうめき声が、少女の口から漏れる。 苦しそうに頭を振る度に、黒髪が海の藻のようにオレンジ色の枕に絡みつく。 身体の横に投げ出された両手は、縋るようにピンク色のシーツを掴み、裂けるほどに強く引っ張る。まるで、激しい痛みをこらえているかのように。 ここは、せつなの部屋の中。ラブはベッドの隣りに膝立ちになり、自分も苦痛をこらえているような顔でせつなを見守っていた。 せつなの顔色は幾分戻ったものの、身体はまだ冷たかった。なのに、彼女のお気に入りの赤いチェック柄の布団は、何度掛け直してもその度に跳ね除けられてしまう。 まるで、肌に触れる物の全てを恐れてでもいるかのようだった。ラブは布団を掛けるのを諦め、シーツを握るせつなの手を開いて、自分の掌に重ね合わせた。 それで少しだけせつなの表情が和らぐ。ラブはホッとして、空いた手でせつなの額の汗を拭った。 往診に来てくれた医者を見送りに出ていたあゆみが、部屋に戻って来た。ギュッと眉を寄せて顔をしかめているせつなを、辛そうに見つめる。 「せっちゃん、苦しそうね。お医者様の話だと、悪夢を見ているだけで、身体に別状はないらしいんだけど」 「そう……。ごめんなさい、おかあさん」 ラブは一言だけ謝って、まだ黙り込む。 あゆみは少し躊躇してから、ラブの隣りに座って、その顔を覗き込んだ。 「ねえ、ラブ。わたしは、せっちゃんのことなら何を聞いても驚かないわ。それでも……どうしても話せないの?」 「ごめんなさい。話せばきっと、せつなが苦しむことになると思う。だから……」 あゆみが、小さく溜息をつく。そして、ラブの頭をポンと叩くと、そのまま立ち上がった。 「ホントに困った子ね、ラブもせっちゃんも。でも、ラブがそう思うなら仕方ないわ。せっちゃんのこと、頼んだわよ」 「え……おかあさん?」 キョトンとして自分を見つめるラブに、あゆみはニコリと笑ってみせる。 「せっちゃんが目を覚ました時のために、何か消化のいいもの作っておくわ。後で交代するから、ラブも何か食べなさい」 「うん……おかあさん、ありがとう」 トントンと階段を降りる音を聞きながら、さっきの笑顔は何だか寂しげだったと、ラブは心の中でもう一度、母に詫びた。 辺りがしんと静まり返る。 二人きりになった部屋の中で、ラブは眠ったままのせつなに小さな声で語りかけた。 「ねえ、せつな。あたしね、せつなのこと、何でもわかってるつもりになってたの」 思い出すのは、ラブがイースを求めてクローバータウンストリートを彷徨っていた頃のこと。水晶のナケワメーケと戦う前の、激しい悔いにも似た、あの時の気持ちだ。 (せつなが悩んでいることなんて、とっくに知っていたのに。せつなが苦しんでいることなんて、痛いほどわかっていたのに……。 せつなには居たんだろうか? 悩みを聞いてくれる――友達が! 苦しみを理解してくれる――友達が!) 「あの時と、何が違うんだろう?」 さっき、祈里がつぶやいていた言葉を思い出す。 (ねえ、ラブちゃん。お医者さんはね、相手の痛みを心に刻まないといけないんだって。でも、わたしたちはつい、痛みは一時的なものだって思ってしまうでしょう? ずっと続く痛みは、他人にはわからない。本人はいくら苦しんでいても、それがずっと続くと、だんだんそれを口にしなくなるものなんだって。 最初は一緒に苦しんで、痛みを分かち合ったとしても、痛みを訴えなくなったら、他人はその痛みを忘れてしまう。その笑顔の奥に、もしかしたら苦しみが隠れているのかもしれないのに) ラブは、自分の額をせつなの手に押し付ける。 その姿は、まるでラブがせつなに懺悔しているようにも見えた。 「せつなはずっと苦しんでいたんだよね? あたしね、バカだから、そんなこと忘れちゃってた。もう大丈夫だって、そう思ってたの。 シフォンが大変なことになって、そのことで頭がいっぱいで、せつなのこと、ちっとも考えてなかった。 ごめんね。せつなだって、あたしと同じくらいシフォンを心配してたのに。ううん! せつなの方が、あたしなんかよりずっと悩んでいたはずなのに……」 ポタリ、ポタリと、せつなの掌の上に涙が零れ落ちる。 「せつなは、あたしが守るって約束したのに……。辛いことや悲しいことも、嬉しいことや楽しいことも、みんな半分こしようって約束したのに……。ごめん。ごめんなさい……」 「ラブ、どうしたの? 泣いているの?」 一瞬、夢かと思った。涙に濡れたラブの瞳を、せつなの赤い瞳が捉えている。 身体はまだ起こせないのだろう。首だけをわずかに持ち上げて、せつなは不安そうな顔でラブを見ていた。 「……せつな? せつなっ! 目が覚めたんだね? 良かった。せつな……ごめんね。せつなぁ~!」 ラブが、飛びつくようにせつなの首に腕を回す。そして今度こそ、ボロボロと泣き崩れた。 「ラブ……ごめんなさい。心配かけちゃったのね」 せつなは、まだどこかぼんやりとした口調でそうつぶやくと、ラブの体温を感じながら、安心したように、また目を閉じた。 しばらくして、完全に意識を取り戻したせつなが、ポツリポツリと話し始めた。 「ごめんなさい、ラブ。不幸のゲージの破壊は失敗したわ。ノーザも倒せなかった……」 「そんなのいいよ! せつなが無事なら、それで。でも、どうして一人で占い館になんか行ったの?」 ラブが激しくかぶりを振ってから、光る眼でせつなを見る。その口調には、わずかばかりの非難が混じっていた。 せつなの気持ちに配慮しなかったことは反省してる。でもせつなだって、自分を大切にすると誓ったはずだった。自滅覚悟で単身で特攻するなんて、どうしても納得がいかなかったのだ。 「その辺りのことが、どうしても思い出せないの。占い館で捕まってから、どうなったのかも。頭の中に霞がかかっているみたいで、思い出せるのは……体中の細胞を針で突かれるような、あの激しい痛みだけ……」 「そっか……ごめん。もういいから、嫌なことは思い出さないで。早く元気になって、また頑張ろう。ねっ?」 話の途中から震え始めたせつなを、ラブが飛びつくようにして止める。が、また頑張ろう、というラブの言葉を聞いて、せつなはハッとしたように身体を起こすと、腰の辺りをまさぐった。続いて、ベッドの周囲や机の上にせわしなく視線を走らせる。 ラブはせつなが何を探しているのかを察して、ためらいながら事情を話した。 「せつなを連れ出してくれたのは、ウエスターさんだったの。拷問を受けたから休ませてあげてほしいって。だからリンクルンは、多分、占い館にあると思う」 「なぜウエスターが……? ううん――そんなことより、なんとかして取り戻さないと!」 せつなはそう言って、唇を真っ白になるくらい強く噛みしめた。 どうして目を覚ました時に、真っ先に確認しなかったのだろう? 以前の自分なら、どんな時だって現状把握は最優先事項だったはず。あまりの情けなさに、目の前が真っ暗になる。 「それはあたしたちに任せて、せつなはゆっくり休んで。リンクルンは必ず取り返すから」 「ゆっくりなんてしてられないわ! あれが無いと、グランドフィナーレだって使えない。イースで戦うには、ソレワターセは強すぎる……」 震える膝を両手で押さえ込んで、無理やり立ち上がろうとするせつなの腕を、ラブがギュッと痛いくらいの力で掴んだ。 「…………して」 「えっ?」 一瞬、ラブの声だとは思えなかった。低く、暗く、感情を一切感じさせない声だった。 それが臨界を超えた怒気だとせつなが察した瞬間、ラブは激昂して叫んだ。 「もういい加減にして! どれだけ……どれだけ心配したと思ってるの? あたしや美希やブッキーが、どんな思いで……。タルトやシフォンや、おとうさんやおかあさんだって!」 「……ごめんなさい、ラブ。軽率だったのは認めるわ。でも、わかるでしょ? このままじゃシフォンだって……」 「わからないよ!」 尚も食い下がるせつなに、ラブは肩を震わせて訴える。 「せつなの言ってること、全然わからないよ! せつな、あんなに苦しむような酷い目に遭って、それでもやっと帰って来てくれたんじゃない。それなのに……。あたしたちが守りたいのは、シフォンだけじゃないよっ!」 涙を振り飛ばして叫ぶラブを、せつなは一瞬、虚を突かれたような表情で見つめ――やがて、肩の力を抜いた。 「そうね……。大事なことを忘れていたわ。ただいま――ラブ」 「うん。お帰りなさい――せつな」 ラブがやっと手を放すと、せつなはベッドから、今度はゆっくりと立ち上がり、恥ずかしそうに笑った。 そして、泣きそうな笑顔で両手を広げるラブの、その胸の中に飛び込んで―― 自らも、ためらいがちに背中に腕を回したのだった。 幸せの赤い翼――翼の種子のパッション(もう一人のイース)へ
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せつなvsテンプ せつな トゲキッス、ソーナンス、マッスグマ (ゴウカザル、ボーマンダ、シャワーズ) テンプ キングドラ、バリヤード、ラグラージ (ハッサム、カイロス、ネンドール) 1 トゲキッスvsキングドラからスタート! トゲキッス トライアタック 急所でキングドラ残りミリ キングドラ りゅうせいぐん トゲキッス残り3割 2 トゲキッス トライアタック キングドラ乙 キングドラ →ラグラージ登場 3 トゲキッス トライアタック ラグラージ残り3割 ラグラージ ストーンエッジ トゲキッス乙 トゲキッス →ソーナンス登場 4 ラグラージ ストーンエッジ ソーナンス残り9割食べ残し込 ソーナンス カウンター ラグラージ乙 ラグラージ →バリヤード登場 5 バリヤード アンコール ソーナンス カウンター不発 6 バリヤード サイコキネシス ソーナンス微ダメ ソーナンス カウンター不発 7 ソーナンス >マッスグマに交代 バリヤード サイコキネシス マッスグマ残り3割 8 マッスグマ 神速 バリヤード残り7割オボン込 バリヤード 10万ボルト マッスグマ乙 マッスグマ →ソーナンス登場 9 バリヤード アンコール ミス ソーナンス ミラーコート不発 10 バリヤード アンコール ソーナンス ミラーコート 11~25 バリヤード、アンコールでソーナンスを縛りつつ癒しの願い連打でミラーコートのPP消耗作戦に出る。 しかし無常にも先に自身のアンコールと癒しの願いのPPが尽きてしまったのであった。 26 バリヤード 10万ボルト ソーナンス残り9割+マヒ ソーナンス ミラーコート バリヤード残り1割 27 バリヤード 10万ボルト ソーナンス残り8割 ソーナンス びりり 28 バリヤード 10万ボルト ソーナンス残り6割 ソーナンス ミラーコート バリヤード乙 よってせつな氏の勝利!!
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【検索用 ほんとうにたいせつなもの 登録タグ 2011年 MEIKO VOCALOID ほ ナツエ 曲 曲は 涼介P】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:涼介P 作曲:涼介P 編曲:涼介P イラスト:ナツエ 唄:MEIKO 曲紹介 曲名:『ほんとうにたいせつなもの』 歌詞 (ピアプロより転載) 「ありがとう」って言葉 嘘臭くて嫌いなの? 社交辞令と建前に拒否反応出るのかな 悪気ない言葉で あの人を傷付けた 言葉では何も解決しないのかな 君のくれた沢山の言葉に 例え嘘が混じっていたとしても あの時、僕が優しくなれたなら それはきっと嘘じゃないはず 今でも どんなに頑張ったって どんなに苦しんだって 届かない場所があって 僕はそこへ行きたくて カッコ良さ演じたくて 自分すら騙そうとして 差し伸べてくれた手を 笑顔で振り払った 「大好き」って言葉が 嘘っぽく感じた時 何だかすべてが 安っぽく思えちゃって 子供の頃のキラキラした世界が日を追うごとに 「あぁ、こんなものか」と勝手に落胆するんだ 君と喧嘩した言葉の中に 例え本音が混じっていたとしても 僕が逞しくなれたのなら それはきっと無駄じゃないはず 今更 こんなに無理をしたって こんな汚い手使っても 空より地面に近付いてて そんな自分認めたくなくて 君が自分責めてる時 僕も自分を責めていて 君の変化に気付けずにいた 君からもらった沢山の言葉に 僕はいつも助けられていた 君は自分の言葉に耐えられずに ただただ押し潰されていた 「大好きって何?」って君は尋ねた わからなくって僕は 君を抱きしめた 今でも どんなに擦り切れたって どんなに傷舐め合ったとしても わかったような気になって 少しも賢くはなってなくて ただ一つ僕の気持ちは 嘘とか本当とかじゃなく 君が大切で それだけで 君の笑顔で大切なもの 取り戻せた気がしたんだ コメント もっと評価されるべき…!大好き。 -- アル (2012-07-13 19 16 31) 名前 コメント
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登録日:2020/12/31 (木) 23 59 59 更新日:2023/04/26 Wed 13 41 52NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 せつな もう一人の主人公 もふもふ クーデレ クール ツンデレ バイオリン ポニーテール ポーカーフェイス 不眠 主人公 兼光の巴 半妖 半妖の夜叉姫 双子 夜叉姫一行 妖怪 妹 小松未可子 殺生丸 毒 犬夜叉 薙刀 見た目は母似、中身は父似 退治屋 おまえなど知らない……殺されたくなかったら近づくな! 出典:半妖の夜叉姫、7話「林檎の出会い」、読売テレビ、小学館、サンライズ、2020年10月3日~2021年3月20日まで放送、©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020 ■概要 『せつな』とは『半妖の夜叉姫』の三人いる主人公の一人。 CV:小松未可子 長く伸ばした黒髪をポニーテールにした半妖の美少女。側頭部と後ろ髪の一房が赤くなっている。右目に金色の虹色真珠が隠されている。 通常、妖怪や半妖は寿命が人間以上のため年齢と外見が一致しないが、せつなの場合、外見と同じく14歳。 また半妖でありながら外見は完全に人間に変化した姿であり、妖怪要素は外見からは見つからず、犬耳もない。 殺生丸と同じく肩にもふもふを付けているが、殺生丸のもふもふが体の一部(尻尾に繋がっている)だったのに対し、 せつなはもふもふを取り外している描写があるため単なるファッションか、あるいは体のどこかに収納が可能なのかもしれない。 父親は戦国最強とも呼ばれる大妖怪の殺生丸。母親はりん。双子の姉に日暮とわがいる。 また前作主人公である犬夜叉は叔父、日暮かごめは叔母、もろはは従姉妹という関係性になる。 しかし幼少期に夢の胡蝶に夢ごと記憶を奪われてしまった事で、幼少期を共に過ごした姉の事をまったく覚えていない。 幼少期の記憶がないためとわと再会しても姉と認めなかったが、もろはから二人の妖気が似ている事を告げられ、記憶がないのは自覚しているので完全に否定できない。 また夢の胡蝶に夢を食われた影響で一切眠る事が出来なくなってしまった。 このことを聞いたとわは自分のせいだと責めたが、せつなは「戦国時代では眠らないということは利点になる」と一切気にしていない。 というより気にしない事にしている、というのが正確か。 ちなみに眠ることは出来ないが、気絶することはある。 また、時間という概念から半ば置いていかれるということか、半妖がただの人間になってしまう「朔の日」になってもその影響を受けない。 後に夢の胡蝶から解放された後は眠ることができるようになったものの朔の日の影響も受けるように。 今までの反動なのか、髪が超伸びる他、冬場だったこともありかなり寒がっているなど諸々が目に見えて弱体化している。 さらに、眠りにつくと直近で家が穴だらけ(*1)になるほどの騒動が起きても爆睡してる。 ■人物像 外見は父親とはあまり似ていないが(髪色が母、髪型が祖父譲り)、無表情で冷静沈着と性格面は父親譲り。外見は父譲りの姉とは対照的である。 というか序盤は記憶が無いとはいえ馴れ馴れしく話しかけてきたとわを斬ろうとしたりしたせいで、父親の悪いところを受け継いでしまったと視聴者に言われたりした。 心を許した相手には表情が柔和になったり、子供相手には甘い一面があったり、そういうところも殺生丸に似ている。 親譲りの妖怪としての力も高いが音楽家の才能も持ち合わせており、とわの義母でヴァイオリニストである日暮萌からバイオリンを教わり、僅かな期間でマスターしている。 その筋の良さを「500年に一人の天才」と萌に褒められ、顔を赤らめながら満更でもなさそうな表情をしていた。 戦国時代に戻る際にも現代から持ち込んできており、どうやら気に入ったらしい。 ちなみに殺生丸も、アニメオリジナルエピソード『殺生丸を愛した女』でとある城の姫が奏でる笛の音色に興味を持った事があり、案外そちらの方面に造詣が深い血統なのかもしれない。 また琥珀の元で妖怪退治屋をしている関係で、珊瑚のようなボディスーツ状の戦闘服を着ている。ようするにスケベな格好をしている。 また、珊瑚が普段は普通の着物を着ていて、戦闘の際に着替えるというものだったのに対し、せつなは通常時からこの服を着ている。 現代にいる時も日暮家にいる時は基本的にこの服装だったが、さすがに外出する時やバイオリンを弾いている時は現代の平服に着替えていた。 元々4歳の頃まで人里離れた森でとわと一緒に仲良く暮らしていた。 しかしある日森に火災が起きてしまい、とわと離れ離れになってしまう(しかもとわはタイムトンネルに巻き込まれてしまう) その後は邪見によって紫織が半妖の子供たちを匿う隠れ里に連れて行かれ、数年間はその里で過ごした後、3年程前に楓の元に成長した姿で現れる。 一度は人間の暮らしに馴染めず里に帰ってしまうが、里を狙った妖怪・蛾々御前との戦いで自分の本当の力を知り、再び村に戻り、楓の計らいで琥珀の元へ送られ妖怪退治屋に。 弥勒に妖怪の力を抑え込む封印を施されたのもこの時であり、現在所有する薙刀も蛾々御前を倒し得た戦利品で、封印の媒体となっている。 とわが戦国時代に戻ってからは、とわが自転車に乗る機会があると後ろに乗っている。多分自分で走った方が早い。 ■戦闘 とわと同じく父親譲りの高い戦闘能力を持つが、天性のセンスで戦うとわと違い、 妖怪退治屋で培った知識と経験に裏打ちされた戦い方をする。妖力は青色のとわとは異なり、緑色。 犬の半妖という事もあり身体能力と嗅覚に優れており、妖気を嗅ぎ分けて人と妖怪を判別できる。 また殺生丸から毒耐性も受け継いだが、毒霧耐性のとわとは違い毒液耐性が受け継がれている。 里で過ごしていた頃は、おそらく殺生丸か邪見が時折届けていた贈り物に同封された手紙に書かれた内容に従って修業していた。 通常半妖は月に一度妖力を失う日があるが、彼女は何故か妖力を失う事はなくなっている。 もろはの考察ではせつなは胡蝶に夢を奪われ眠れなくなったことによる副作用ではないかとのこと。 そのためせつなは、「眠らない」「妖力を失わない」と半妖とは思えないほど戦闘に関しては隙がなくなっている。 一方で妖怪としての力が覚醒すると、犬夜叉やもろは同様闘争本能が制御できなくなるため、かつて弥勒に力を抑え込むための封印を施されている。 妖怪化したせつなは父親と同じ模様が顔や腕に生じ、爪が毒を帯びる。 短時間ならば理性で持ちこたえられるが、長引くと目が赤く変わり殺戮衝動に飲み込まれてしまう。 武器は『兼光の巴』と呼ばれる薙刀を使う。けっこうな業物らしい。 蛾々御前が持っていたが、せつなが妖力を暴走させて撃退した後、身を滅ぼしかねない力を封印するため弥勒が封印の媒介として使用した。 一応戦利品だが割りとその場しのぎ的な対応で手に入れた代物である。 ちなみにそれまでは殺生丸から贈られた小刀を護身用に持っていたが、前述の蛾々御前戦で破壊された。 後に『兼光の巴』は麒麟丸との戦いで刀身を砕かれてしまったが、刀々斎によって打ち直され『所縁(ゆかり)の断ち切り』という銘の新たな武器として新生する。 名の通り「縁を切る」能力を持ち、糸として可視化したそれを切ることで「ただ力により敵を滅ぼすのではなく、妄執を断つことで心を救う」ことが可能になった。 旋風陣 薙刀を高速で回転させることで生じた竜巻で攻撃する。 群れ発ちのツバメ 薙刀を振るい、無数のツバメ型の妖力を相手に飛ばして攻撃。 幼少期には習得していた。 宿り蛾の月 薙刀で満月を描くように振るい、描いた円から宿り蛾と呼ばれる蛾を召喚。 無数の蛾が鱗粉をばら撒く。この鱗粉は眠らせる効果がある。せつなには効かないようだが。 追記・修正は夢を奪われた方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 胡蝶と弥勒の封印で常時朔? -- 名無しさん (2021-01-01 00 34 52) せつなと殺生丸の中の人はとあるアニメでも親子という。 -- 名無しさん (2021-01-01 01 54 31) クールキャラかと思いきや、結構崩れた顔したりノリでうっかりハイタッチしかけるなど普通の子っぽい所も多い。 -- 名無しさん (2021-01-01 04 31 07) ↑↑せつなの中の人が紫ロングヘアの美少女だったりする作品かな… -- 名無しさん (2021-01-01 09 11 25) ↑あっちの平行世界のせつなはウルトラシリーズばりのディストピア出身だけどね -- 名無しさん (2021-01-01 09 19 48) 自転車で吹っ飛ばされてる時に低いトーンで他2人と一緒に「あーれー」って言ったり根っこではノリの良い性格なんだろう -- 名無しさん (2021-01-01 12 28 08) 眠れないけど気絶はするという謎の事態が発生してたような…… -- 名無しさん (2021-01-01 13 30 10) 眠ると気絶は違うだろう。 -- 名無しさん (2021-01-01 16 26 19) せつな「ダブルオーライザー!!ハンヨウノヤシャヒメ・セツナ出る!!私がガンダムだ!!」 -- 名無しさん (2021-01-04 08 51 21) 父親のあれこれで犬夜叉に頭を下げていたが、流石に犬夜叉も何の罪もない姪っ子には怒れなかった。 -- 名無しさん (2022-01-28 14 58 09) せつなの中の人は確か『あはれ!名作くん』で八木姉妹をやってたな。犬夜叉がシャー田一ホー助くんだし。 -- 名無しさん (2022-02-03 22 58 17) 名前 コメント
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ナンバー&スタッフ 「クラブ グラッツィエ」 ページへようこそ!! セツナ / Setuna 生年月日:1981年4月21日 血液型:O型 身長:172cmくらいだと思いたい(笑) 出身地:東京ミカエル 趣味:ドラム、ゲーム 好きな映画:カンフー系、ガンアクション系 将来の目標:バンドでプロ 自慢できること:オリコンインディーズチャートランクイン 最近ハマっているもの:ネトゲ 帰って最初にすること:軽く飯 座右の銘:死ぬ気でやれば死ぬ気も失せるわ!! 収集しているモノ:ドラム機材 好きな食べ物:肉肉肉!! 嫌いな食べ物:新鮮じゃないウニ、新鮮じゃないかにみそとえびみそ 好きなタイプ:スレンダー、猫目、微乳(笑) 前世は何だと思う:虎かな?いや馬と鹿だわ(笑) 動物に例えると:カバかな? いや馬と鹿だったわ(笑) 幼少時したかった職業:テニスプレイヤー 生まれ変われたら?:範馬勇次郎 メッセージ:貴女がDir en greyを好きなら盛り上がる☆そうじゃなくても盛り上がる(▼∀`) とりあえずグラッツィエに来てみたらいいと思うよ、 楽しいから☆ メールアドレスはごめんなさい!! お店で交換希望中(・∀・) STAFF ・STAFF MENU ・TOP ・ナンバー&スタッフ ・指名ランキング ・リクルート ・システム/インフォ ・BBS ・ブログ オープニングスタッフ大募集中詳しくはコチラ 住所 名古屋市中区新栄1-12-32シャインアルファ3F 地図はコチラ TEL 052-264-1611
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055話 日の光 心の闇 うっすらと差し込んでいた日の光は今ではもう部屋を照らすまでになっている。 死亡者報告が開始された時には日が昇り始めていたことを確認してから人修羅はしばらく眠っていた。 左肩の銃創はまだ癒えてはいない。しかし気にする必要もないだろう。 再び身体を壁に預け、白い壁へ溶け込む背景のようにかかった時計に目をやる。 「1時間程眠ったのか」 時を刻み続けるそれの音だけが、静かに教室内を響かせ、 ぼんやりとする意識の中で彼は今後の行動について考えをめぐらせた。 ここはボルテクス界ではない。 ましてやアマラ深界ですらない。 悪魔ではない、人が歩き回れる世界のはずだ。 少なくとも彼が立っているこの学園を見るかぎり、東京受胎前の世界に近いと考えて問題ないだろう。 だが、結論を出すにはまだ早すぎる。 この世界がどんな場所なのかまだ完全には把握しきれていないのだ。 そうなると、流石にこの格好で歩くのは目立つ。 参加者以外に人は居ないとはいえ、頸の刻印を見せながら歩くことは、 自ら獲物をおびき寄せているようなものだ。 ――わざわざ狩る必要もないだろう。そこまで僕は血に飢えてはいない。 彼は立ち上がり、黒く薄いカーテンを引きちぎり、頭からすっぽりとかぶった。 暗がりを移動するならこれで目立つことはないだろう。 だが、どこへ行く? この学校に掲示されているものが全て日本語であり、 午前6時に日の出、午後6時に日の入りということは、太陽が正確な方位を示すのは知っている。 日の出の方角はほぼ真東。 現在の場所は、学校から太陽を背に右手、北に山、正面、西に公園があるということは、 ルールブックに挟まれていた地図によれば、おそらく蓮華台。 七姉妹学園と呼ばれる場所なのだろう。 スマル市全体の中心に放り出されてしまったことになる。 誰がどこへ向かうにしても、この場所は通ろうとするだろう。 中心部で留まるということは、人に出会う確立が高くなる。 わざわざ主催者が喜ぶことをしてやる必要は無い。 ましてや誰かと共に行動するなど今の彼には難しいことだ。 仲魔の集うだろう場所へ行こう。 好き好んで悪魔の居る場所に来るヤツなんて、悪魔を使役するヤツくらいだろう。 もしも出会ってしまったら――殺ればいい。仲魔に血を見せてやるのも悪くない。 「先生、そろそろお別れです。」 床で横たわる女に向かって凍りつくような視線を投げかけそう告げると、彼の手から光が迸った。 光は闇を呼び、稲妻が落ちたかのような轟音と共に実体化する。 「オ呼ビ デスカ」 声を発するその闇は、床から巨大な頭を突き出した状態で目をぎょろりと人修羅へと向けた。 「アバドン、これを始末しろ。」 少年は顎で祐子を示した。 「喰ッテモイイノカ?」 「ああ。かまわない。ただし骨一本、血の一滴も残すなよ。」 形跡を残すということは、ここで何かが起こった証拠にもなりうる。 できるかぎり己の存在を消していたい。 これ以上人との接触は避けたかった。 「…御意。」 悪魔は祐子の白い頸に喰らいかかった。 全てを飲み込むほどの口を開け、バキバキという音を立てながら人の形を崩していった。 「儚いな」 原型がなくなったその肉片を見下ろしながら、少年はポツリとつぶやいた。 人は全て滅んだ。もうそれでいいじゃないか。 (初期の原因は違っても結果引き起こしたのは自分じゃないか。) ――思考に何かが挟まってくる。悪意のない純粋な答えだろう。 だが決して肯定などしたくはなかった。 何故今さら思い起こさせるんだ。 (ずっと考え続けていたはずだろ?何故逃げようとする?) 僕は悪魔として生きていたかったはずだ。 (本当か?答えが欲しかったから先生に声をかけたんだろ?人でありたいのだろ?) 違う!僕はもう、人じゃない。 ――オマエハ、元々人間ダゾ… 心の奥底で邪な笑みが聞こえてくる。 「…またか」 迷彩服を着た男と戦った時に聞こえた声と同じだ。 だが聞いたことがある声。どこで聞いたのか思い出せなかった。 ――本意ハ 人トノ 関ワリヲ 絶チタクハ無イノダロウ? ククク… 「さあ、どうだろうな。」 知ったことじゃない。今さらどうだっていい。 関わったところで現状を変えられるわけでもない。 ――ダガ オマエハ 恐レテイル。裏切ラレルコトヲ。人ガ己独リニナルコトヲ。 孤独ヲ誤魔化スタメニ 仲魔ト離レラレナイデ イルノダロウ? 「さあ、どうだろうな。」 煩い。 ――逃ゲルカ。悪魔ニナロウトモ 所詮人ノ子ヨ ククククク… 「黙れ!」 腹の底から沸き起こる憎悪。 ふいに全てを滅ぼしてしまいたくなる感覚。 焼け付くように全身を駆け巡る悪魔の血。 感情に呼応したように赤く鋭く光る瞳。 背後から聞こえる歓声。 人を喰わせろ、血を見せろ、欲望を満たさせろ――。 「――少し、黙っていろ。」 狂喜を見せる気配に少年は一喝を加えた。 ざわめきが嘘のような沈黙。 足元にはもう祐子を喰らい尽くしたのだろう、巨大な頭が少年をぎょろりと凝視していた。 「終わったのなら還れ。おまえへの用はもうない。」 言い終わるが早いか、少年は手を横へと払った。 悪魔はその姿をすっと消した。 さっき山の方角から声が聞こえた。 このまま留まっていてはまた面倒に巻き込まれる可能性がある。 兎に角この街の情報を得よう。 参加者たちをどうするか、考えるのはそれからでも遅くない。 少年は狂喜と静寂という相反する感情を抱えたまま、日の光が入り込む窓からその身を躍らせ、 フードを目深にかぶり、すっかり明るくなった外へと繰り出した。 時間:7時半ごろ 【人修羅(主人公)(真・女神転生Ⅲ-nocturne)】 状態:軽症(左肩銃創) 武器:素手(右ストレート:但し各スキル運用が想定される) 道具:煙幕弾(9個) 仲魔:アバドン(他色々) 現在位置:七姉妹学園より港南区方面へ移動開始 行動指針:最終的には元の世界へ帰る Back 054 Next 056
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東せつな・カレンダーツイート2015 7月 【7月1日(水)】今日は『更生保護の日』。その名の通り、国を挙げて「犯罪や非行をした人達の立ち直りを支えよう」って活動なの。「罪を憎んで人を憎まず」とは言うけれど、きっと大変な葛藤を伴った、難しいことのはず。それを支えているのが、この世界の人々の愛の力よ。コンピューターで計算できないのは当然よね。 【7月2日(木)】今日は『蛸の日』。なんだか嬉しそうって? ええ。美希にとっては怖いものだけど、私は好きよ。おかげで美希と心を通わせることができたから。蛸は「多幸」という語呂合わせから、縁起物にもなってるの。大空を舞う凧も、蛸をモチーフにしてるのよ。赤い色もポイントね。今夜の夕ご飯は、蛸尽くしよ! 【7月3日(金)】ラブはピンクの髪留め。美希はカチューシャ。ブッキーは黄色のリボンがお気に入り。なんだけど、美希のカチューシャだけは、色も形も様々なの。モデルだけにオシャレなのね。「せつなは何かつけないの?」って聞かれたけど、私は今のままで十分よ。だから、カチューシャをつけようとするのはやめてっ! 【7月4日(土)】今日は『茄子の日』。そして『梨の日』でもあるの。こうした記念日は一般的ではないのだけど、倣うことには意味があるわ。その時期の旬な食べ物ばかりだから、安くて栄養価が高かったり、美味しかったりするからなの。これは特別なもの。今日は特別な日。いつも、そんな風に感じて過ごせたらいいわね。 【7月5日(日)】今日は『穴子の日』。大抵の食べ物には臆さないつもりだけど、ちょっと手を出し辛いわ。栄養を摂取するだけなら、こんなにたくさんの種類の食べ物は要らないはず。昔、最初にこれを食べた人って、どんな気持ちで試したのかしら。でも、お母さんが料理してくれた煮物もテンプラも、本当に美味しかった! 【7月6日(月)】明日は七夕ね。お父さんが竹をもらってきてくれたの。私はラブと折り紙や短冊作りをしたのよ。飾りつけは明日でいいとして、願い事を考えておかなきゃ。「叶うわけない」なんて考えてる子がいるなら、それは違うわ。自分が何を望んでいるかを知ることが、願いを叶える第一歩。それは占いも同じなのよ。 【7月7日(火)】今日は七夕ね。この街の周囲は何とか雲が切れそうなの。織姫と彦星が無事に逢えるように祈っているわ。あっ、でも誰かが見られなくたって、他の誰かが見られるのなら、「どこかで必ず逢えている」ってことよね? そう話したら、ラブも嬉しそうな顔で頷いてくれたの。「みんなが幸せになれますように」 【7月8日(水)】今夜のデザートは桃よ! ところで、みんなは桃の花言葉って知ってる?「天下無敵」「気立ての良さ」ですって。ラブのイメージにピッタリね。百の花を咲かせるから(もも)と呼ぶそうなの。桃という漢字には、2つに分けられる果実って意味もあるわ。半分こってことね。知れば知るほど好きになりそう。 【7月9日(木)】駄菓子屋さんは典型的な木造建築。塗装も最低限で、なるべく木の色を残した造りのお店なの。お世辞にもオシャレとは言えないけど、それでいいんですって。「オシャレってのは他人の目を意識することだろ? それってつまり、くつろげないって意味さね」なるほど、一つの価値観だけが幸せじゃないのね。 【7月10日(金)】今日は『納豆の日』よ。旬は冬で、こうした時期外れの食べ物が記念日に制定されるのは珍しいの。「納豆時に医者要らず」と言って、豊富な栄養を含んでるから、夏バテ対策に有効なんですって。ええ、もちろん私もいただくわ。でも心の準備が……。なんでもない、私ちゃんと食べます。って、美味しいわ! 【7月11日(土)】今日は『世界人口デー』。世界人口が50億人を超えた時に制定された記念日で、現在は70億人を超えているそうよ。人口を調整されていたラビリンスでは考えられない数字ね。人口の増加は問題も伴うけど、誕生は祝福と考えて喜びたい。そしてその中から、ラブと、大切な人と出会えた奇跡を喜びたいの。 【7月12日(日)】夏祭りに向けて、盆踊りの稽古をしてるの。これも一種のダンスなんだろうけど、精霊を迎えるための儀式でもあるそうよ。なんだか不思議な振り付けね。ところが浴衣を着て踊ったら、とても自然な動きに感じられてビックリ。幸せも、信仰も、おしゃれも、ダンスも、みんな繋がってるんだなって感じたの。 【7月13日(月)】台風が接近しているそうよ。クローバータウンストリートにはアーケードが無いから大変らしいの。お母さんも「帰りは遅くなるから」って言ってたわ。「何か手伝えることありませんか」って聞いたら、「コロッケを作ってくれる?」ですって。知らなかった。台風の時にはコロッケを食べる習慣があるのね。 【7月14日(火)】美希の部屋はとってもオシャレ……かと思ったら、少しイメージが違っていたの。まず目に入るのが、大きな本棚と大量の本。窓の近くにはサボテンが。ダメというのにラブが開けたクローゼットからは、溢れんばかりのお人形やぬいぐるみ。努力家で、強がりで、そして寂しがり屋。やっぱり美希らしいわね。 【7月15日(水)】みんなは腹を立てたり、それで衝突したことはある? 私は過去に一度だけ、ラブと大喧嘩したことがあったの。「お前に何がわかる!」って、その時はそう思ってた。でもわかってもらえない時って、相手をわかってない時でもあるの。立つ場所が違えば見える景色も変わる。カッとなった時に思い出してね。 【7月16日(木)】「今夜は一緒に寝よう」って、ラブが私の部屋に来たの。「もしかして迷惑だった?」って聞かれたけど、そんなことない。外の被害が心配で険しい表情になってたみたい。雨も雪も好きだけど台風は嫌い。大切なこの家と街を傷付けてしまうから。「ハピネスハリケーンも台風じゃない?」って、それは別よ! 【7月17日(金)】ブッキーの部屋には大きなワンちゃんのポスターが飾られているの。美希と同じくたくさん本を持ってるんだけど、動物図鑑やお勉強に関するものがほとんどよ。部屋を見ればその人の性格とか、好きなものとか、みんなわかってしまうのね。私の部屋には、まだそこまでの個性がないから、少しうらやましい。 【7月18日(土)】「写真って不思議」ってラブが言うの。真の姿を写すから写真。だけど私は写真機の構造よりも、写真館のおじさんの技術の方が不思議よ。私が撮ったラブよりも、現実のラブの方が素敵。一瞬ごとに変化する被写体の、最高の瞬間を捉えるからこそ、「真の姿を写している」って感じられる一枚になるのね。 【7月19日(日)】公園でラッキーと遊んでたらミユキさんに会ったの。「私も犬や猫を飼いたいけど、ダンスが忙しくて寂しい思いさせちゃうから」ですって。そう言えばアニマル吉田さんはタルトを追ってた時から片時もマロンと離れなかったわ。あの一件で初心に帰ったそうだけど、動物を愛する心は昔から変わらないのね。 【7月20日(月)】今日は『海の日』。海水浴の解禁日である『海開き』と違って、「海の恵みに感謝し、海洋国家たる日本の繁栄を願う」日なんですって。合宿や沖縄で見てきたけど、この国は四方を海で囲まれているのね。私の知る限り、ラビリンスには海どころか湖も川も無かったわ。この景色を守りたい――何があっても。 【7月21日(火)】ラブのぬいぐるみのお友達、ウサピョンはみんな知ってるわね? 他にもラブの部屋の机の横にはウサギの壁掛けがあって、ベッドにはウサギの人形が置かれているの。「どうしてそんなにウサギが好きなのかしら?」と思ったら、なるほど、ウサギの耳とツインテール繋がりなのね。 【7月22日(水)】毎月22日は「ショートケーキの日」。カレンダーで見た時にちょうど22日の上が15日(イチゴ)だからですって。それで今日はラブと一緒に、お母さんからケーキの焼き方を教えてもらうことになったの。ケーキと言えばスウィーツの王様。信じられないことにタルトが居た世界では樹に生っていたのよ。 【7月23日(木)】今日から立秋までが、二十四節気の一つの『大暑』。一年で最も暑い頃って意味で、いよいよ本格的な夏の到来ね。商店街では打ち水の行事をするそうよ。そして今日は、『文月ふみの日』でもあるの。ちょうどいい機会だから、私も暑中見舞いを書くつもりよ。みんなも、体調を崩さないように気をつけてね。 【7月24日(金)】私を除く3人のリンクルンは元は普通の携帯だったの。ラブはハート、美希は兎、ブッキーは犬のストラップが付いていたそうよ。「あれはどこにいっちゃったんだろう?」って、そんなこと私に聞かれても……。「せつなならドーナツかな」って? そうだったの。みんなでプレゼント交換した物だったのね。 【7月25日(土)】クローバータウンストリートには、街路樹に沿ってたくさんのベンチが設置されているの。オープンカフェが多いのも特徴だそうよ。陽の下で葉を寄せ合うクローバーのように、屋外で人と触れ合うことを大切にしたまちづくりなのね。 【7月26日(日)】今日は海に遊びに来たの。「せっかくだし、恥ずかしがらずに一緒に泳ごっ!」って、ちょっと待ってラブ。私は水着が恥ずかしいんじゃなくて、実は泳ぐのが苦手なの……。みんな意外そうな顔をするけど、ラビリンスに水泳なんて無かったのよ。「浮き輪を使えばいいじゃないか?」って、馬鹿は黙ってて! 【7月27日(月)】今日は『西瓜の日』ね。お母さんが西瓜を買ってきてくれたの。「西瓜割りなら俺にまかせろ」って、ウエスター……あなたどこから出て来たの。分けてあげるけど割らないわよ?「パッションより西瓜の方がメジャーな果物だよな」って、大きなお世話よ。それに西瓜は果物じゃなくて、野菜の仲間だそうよ。 【7月28日(火)】私と美希は、互いに怖いものを教え合うことで仲良くなれたの。「ところでラブにも怖いものはあるの?」って聞いたら、「えーと、カミナリの音でしょ。後はね~、中間テストに、期末テストに、宿題に、通知表に~」もういいわ。大切な思い出が台無しじゃない、まったく。打ち明けたのが美希でよかった。 【7月29日(水)】美希は毎朝ジョギングしてるの。商店街だってまだ準備もしてない時間だそうよ。もちろん例外もあって、それが豆腐屋さん。早い理由を尋ねたら、「これを食べてみな」って。柔らかくて、甘くて、香りもよくて。作りたてのお豆腐ってこんなに美味しいのね。この味を、朝ご飯に間に合わせたいからなのね。 【7月30日(木)】「軽快痛快ペット君3世が完成したぞ」ってお父さんが大はしゃぎ。何かと思ったらペット用のカツラなのね。ペットのオシャレは飼い主の愛情のしるしだけど、ストレスを与えることもあるから着け心地が大切なんですって。「このフィット感、まるで髪の毛そのものや」って、タルトには髪の毛ないでしょ? 【7月31日(金)】「どうしてお菓子じゃなくて駄菓子なんですか?」ってお婆さんに聞いてみたの。わざわざ印象の悪い文字を使う理由。お菓子は生きる上で必要のないものよね。だから昔は贅沢品として扱われていて、子供が口にできる品ではなかったそうよ。「安物であることが自慢だからさ」って、笑って教えてくれたの。
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東せつな・カレンダーツイート2015 9月 【9月1日(火)】今日は『防災の日』。92年前に関東大震災が発生した日よ。ブッキーは普段から色々な物を持ち歩いてるの。お水とかお薬とか、お菓子のような携帯食料なんかもよ。それがどれだけ役に立つかよりも、備えておく気持ちが大切だと思うの。彼女はいつだって、何かあった時に動ける心構えができているのね。 【9月2日(水)】ラブの部屋には兎のアイテムがいっぱい。ピンクのエコバックだって兎のイラスト入りよ。「あたしね、小さな頃から兎が大好きだったの。でもなんでかな」ですって。さあ、髪型が似てるからじゃない? それはともかく、兎は幸せを呼ぶ動物とされてるの。“跳ねる”から運気が上がる。ラブにピッタリね。 【9月3日(木)】今日は『ベッドの日』。「グッ(9)スリ(3)」の語呂合せよ。ちょっと強引な気がするわね。普段は隠れて見えないけど、ベッドの構造は凄いのよ。とても軽くて丈夫で、風通しも良くて。私のは木製だけど、ラブのベッドの床板は畳なの。布団もいいけど、私はラブと並んで座れるベッドがお気に入りよ。 【9月4日(金)】山吹動物病院の看板には白い犬のイラストが描かれているの。個性的で特徴的な絵柄なんだけど誰が描いたのかしら? ブッキーじゃないかって? 違うわ。ブッキーの絵はノートに描いてもらったことがあって、とても上手だったから。でも不思議と印象に残る。絵って上手なほどいいってわけじゃないのね。 【9月5日(土)】ミユキさんの部屋に招待されたの。洋風にアレンジした和室だった。畳の上には厚い絨毯。ラブが「もったいない」って言ってたけど、畳を保護するためよ。ミユキさんはレッスン用に大きな部屋が欲しかったのね。美希が真剣な顔で見てたの。私もわかる。一流って努力を日常に変えてしまう人のことだって。 【9月6日(日)】今日は『妹の日』。私とラブは仲が良くて、姉妹みたいって言われるの。でもどちらが妹なのかしら。私はしっかりしてるからラブ? ううん。ラブはああ見えても面倒見がよくて、とても頼りになるの。同じ歳だし、代わり番こでいいわね。姉妹には「同じ系統に属し共通点を持つもの」って意味もあるのよ。 【9月7日(月)】「せっちゃんは髪形を変えたりしないのかい?」って質問されたの。こだわりはないけど、おかしくないならこのままでいいわ。そう答えたらお父さんはしょんぼり。モデルになってほしかったのね。「せっちゃんをカツラの虜にしてみせる」って、それより私はお父さんがカツラと出会った経緯を知りたいわ。 【9月8日(火)】今日は『国際識字デー』。世界には文字の読み書きのできない人が7億人もいるそうよ。全人口の1割くらいね。そうなるとお仕事に就くのも難しくなるし、標識や薬の名前もわからない。不便どころか命に関わるわ。時々わからなくなるの。幸せって不幸を防ぐことなのか、楽しい何かを見つけることなのか。 【9月9日(水)】今日は『世界占いの日』。「占いって本当に当たるの?」って聞かれたこともあるけど、ごめんなさい、よくわからないの。今後も続けるなら、私は“応援”のようなものにしたい。迷ったり、悩んだり、挫けたりした人に、希望を与えて信じる力の後押しをする。そんな愛のある占いなら、またやってみたい。 【9月10日(木)】ラブったら、またつまみ食いをしてお母さんに叱られたの。「つまみ食いじゃなくて味見なのに」って言ってたけど、騙されないわよ? 味見ってのは味を整えるための確認作業でしょ。「そうそう、料理してたらつまみ食いし放題なんだよね~」って、まさかそれで料理が好きになったんじゃないでしょうね? 【9月11日(金)】お昼休みに本を読んでいたの。由美が覗き込んできてビックリしてたわ。タイトル?『ビギーナーのためのファーストステップガイド』よ。ダンス大会で優勝するような人が読む本じゃないって言われたけど、そうかしら? ダンスを知らなかった頃より、今の方がずっと多くのことを学べるわ。基本は大切ね。 【9月12日(土)】毎月12日は『パンの日』。特売セールがお目当てで商店街のパン屋さんは大賑わい。家のオヤツはドーナツが主だけど、この日は菓子パンを買うことにしてるの。そうそう「パンとドーナツは違うんですか?」と聞いてみたんだけど、イースト菌で発酵させたものがパンなんですって。穴の有無じゃないのね。 【9月13日(日)】今日はみんなで「いずみゆうえん」に行くの。四つ葉町にある大型テーマパーク、つまり遊園地のことよ。ただ遊ぶためだけにこんな施設を作るなんて驚きね。見る物が多くて楽しいんだけど、初めは戸惑うことも多かったの。でも、もう平気よ。どこで恐がればいいか、叫べばいいのか、ちゃんと覚えたから。 【9月14日(月)】クローバータウンのシンボルの一つである女神像。鳥のような翼を生やした美しい女性の像で、街の守り神として愛されているの。どことなくキュアエンジェルに似てる気がするんだけど、ただの偶然かしら? そう問いかけて、「そんなに似てるかしら?」と答えたのは美希。ごめんなさい、なんでもないわ。 【9月15日(火)】ラッキーの飼い主はタケシ君。勇敢で礼儀正しくて、とても優しい子なの。「ペットは飼い主に似る」って言うけど本当なのね。そんな話をしたら、「タルトもラッキーを見習えばいいのに」「そういうピーチはんこそ」って2人で喧嘩を始めちゃって……。ペットじゃないけど、あなたたちもよく似てるわよ。 【9月16日(水)】この世界に来て最初に驚いたのは景観に統一性が無いことだったの。一軒一軒の建物が、高さも色もデザインも何もかも違っている。同じ形で並べないと効率が悪いって、そう思ったんだけど。今ならわかるわ。形の違いは、住む人の幸せのあり方だってこと。そしてバラバラな景観は、心に絵として残るのね。 【9月17日(木)】ラブがまた大輔君と喧嘩したの。それでラブから「せつなは前に、あたしと大輔が似てるって言ったよね。どうしてそう思ったの?」って聞かれたわ。さあ、なんとなくよ。ただブッキーや美希と親しくなった時に学んだの。相手と自分の似てるところを見つけられたら、仲直りだって出来るんじゃないかって。 【9月18日(金)】何でもできるカオルちゃんだけど、ドーナツカフェだって初めから繁盛してたわけではないの。全然お客さんが来なくて、諦めそうになったこともあるそうよ。そんな時は、自分のドーナツでお客さんが笑顔になる姿を想像して頑張ったんですって。失敗した日々が後の自分を支える。私もそんな風になりたい。 【9月19日(土)】今日は『苗字の日』。元は権力者が使っていたもので、戸籍整理のために一般に広まったそうなの。主に地名や地形や方角から取って付けたそうよ。案外適当なのね。だから『東』という字も珍しくないの。でも大切なのは由来じゃない。どんな風に生きて繋がり伝えていくかだから。私だって精一杯頑張るわ。 【9月20日(日)】今日は『お手玉の日』。でもお母さんが子供の頃には、ほとんど姿を消していたそうなの。尋ねて回ったら、駄菓子屋のお婆さんが作り方と遊び方を教えてくれたわ。「歌いながらなんてダンスみたい」と思ったら正座なのね。正しい姿勢と手さばき。優しい唄声と柔らかな笑顔。私も伝えます。次の子供達に。 【9月21日(月)】今日は『敬老の日』。高齢者に感謝して敬う国民の休日ね。家ではお父さんとお母さんを敬う日にしようかと思ったんだけど、還暦からって決まりがあるのね。そこで日頃からお世話になってる駄菓子屋のおばあさんに、ラブと私から贈り物をすることにしたの。ピンクの胡蝶蘭。花言葉は「愛」と「幸せ」よ。 【9月22日(火)】お父さんはカツラの声が聴こえるんですって。「僕を被ってるみんなに幸せになってほしい」って言ってるそうよ。でも「カツラの声とかありえないから」とラブが一蹴。そ、そうかしら?「そんなことより早くドーナツ食べよ。食べてみんなに幸せになってほしいって言ってるよ」ですって。そ、そうね……。 【9月23日(水)】今日は『秋分の日』。秋の彼岸の真ん中で、昼と夜の長さが同じになる日よ。祖先を祭る日という意味があって、休日なのは暦代天皇の御霊を「せつな~仏壇におはぎをお供えしよっ」って、はいはい、今行くわよ。春のお彼岸はぼたもちで、秋はおはぎをお供えする習慣があるの。こしあんと粒あんの違いね。 【9月24日(木)】今日は『畳の日』。畳は日本にしかないそうよ。優れた床材だけど、それだけじゃない。この国の文化の多くは、畳の上で生まれたような気がするの。そんな伝統の核心が、西洋文化を受け入れることで失われていく。畳職人だった源吉おじいさまはどう感じたのかしら。その上で、ラブって名を付けたのよね。 【9月25日(金)】タルトは直接戦いの役には立たないけれど、持ち前の性格の明るさから、ムードメーカーとしてプリキュアを支えてきたの。自分の意見はハッキリ言う方なんだけど、不機嫌な姿なんて見たことないわ。「そりゃまぁ、わいはヘソが無いさかいな、ヘソを曲げることもないんや」ですって。そういうものかしら? 【9月26日(土)】今夜は栗ご飯なの。栗は秋を代表する味覚の一つ。「桃栗三年柿八年」という諺もあるわ。物事を成すには時間がかかるって意味なんだけど、その喩えに使われるほど生活に馴染んだ果物なのね。「英語ではマロン。じゃあマロンは栗が好きなのかな?」って、ラブ。マロンって名前なのは、栗毛の犬だからよ? 【9月27日(日)】今夜は『中秋の名月』。月が一年で最も綺麗に見える十五夜。月は楕円軌道で地球を周回していて、 近づいたり遠ざかったりしてるの。月が地球に最接近した状態をスーパームーンといって、明日がその日なの。スーパームーンと十五夜が重なる奇跡の夜。大きな月が見られるかしら。ラブと一緒に眺めたい。 【9月28日(月)】今夜は『スーパームーン』。月が最も地球に近付く日。「月には兎が住んでいて、毎日お餅をついてるんだよ」そう話したラブの目は優しくて、そして真剣だった。儚くて朧げで、孤独で寂しげで。そんなイメージのある月で、どうして兎はお餅をつくの? ラブの瞳の中に、その答えがあるような気がしたの。 【9月29日(火)】夏の暑さから解放されて、秋は一年で最も感受性や集中力が高まる時期だと言われてるの。みんなはどう過ごしてる? 美希はファッションの秋。次々と撮影の仕事が入ってるそうよ。ブッキーは読書の秋ですって。私とラブは、そうね、スポーツの秋かしら? どうしてって、ラブは食欲の秋でもあるからよ。 【9月30日(水)】四つ葉中学では体育祭に向けて、みんな練習を頑張ってるの。競技以外の種目も真剣そのもの。昔は運動会という行事だったけど呼び名が変わったそうよ。お祭りにしたのは、きっと全員で楽しむため。生徒達は勿論、先生方や応援してくれる保護者も含めて。それは本番までの準備の時から始まっているのね。